今日の「イノなき」を読んで

「笑ってなきゃいけないって言われちゃったことありますか?」
という文章にちょっとチクリときた。
人に言われたことないけど、自分に言ってるから。


私のなかには【自分への決め事】があって、その中のひとつが「いつも笑っていること」だったりする。
不機嫌な時には笑わないことの方が多いけど、でもまあ仏頂面よりはいいだろ! と思ってそうしている。
人に特別何かを言われたわけじゃないのに、年齢を重ねるごとにそういう気持ちが強くなっていた。
それはなんでだろう? と考えてみたけど、おそらく「人に嫌われたくない」という気持ちの裏返しなんだろうな。
たった1回きりのことでも、顔を見られた人に嫌な思いをさせたくない、
というような、これはただの私のエゴなんだけど。
でも最近あんまりできてないなー。
こはちょっと反省。


「笑う」ということの目的は、自分が下を向いてしまうことを防ぐため。
下を向くと本当にどこまでも際限がないし、上に戻ってくるまでにものすごく時間がかかる。
過去の私はそれを身をもって体験したから、もうそっちに戻らないための戒め。*1
結局自分を上に引き上げられるのは自分しかいないし、落下を止められるのも自分しかいないんだと考える。
手助けをしてくれる人はいても、本当に上まで引き上げてくれる人なんてごくわずか。
そんな人を見つけたり、近くにとどまってもらうのもなかなか難しい。
なので、自分でできたほうがいいなあと思って。
まだまだ完璧には出来ずに、今みたいにぐるんぐるんする時もある。
もう四半世紀になっちゃうけど、それでもまだまだ発展途上。
とりあえず下に行き過ぎないように、私は自分を引き止めるためにしばらくまだ笑ってる。
疲れた時にはやんない。


バイト先にすっごくいい笑顔で笑う人たちが揃ってるのもある。
大学生男子とか女子とか、毎日すごくいい笑顔なんだよ。
その子たちに私はいっつも癒されてるから、最近は「笑う」ということにすごく敏感。
ほんとあの笑顔保存しておきたいくらいだ、ってくらいの眩しい笑顔。
私はそこまできれーに笑えないけど、つられて笑顔になる。
あの子たちみたいに笑えるといいなー。

*1:未だに昔を思い出して夜中に号泣したりすることはあるけど、それは本当にたまになので、下に引っ張られることではない。